前回は冷感・温感どちらの湿布も筋肉を冷やしたり温めたりはしないこと…つまり足をくじいた時や肩凝りに“冷やしたり温めたりする”という目的では湿布が役に立たないことをお話しました。
《ということはやっぱりケガで腫れた時や肩凝りで辛いとき湿布は役に立たないのでしょうか??》
ケガでズキズキしたり、使い過ぎで凝り感や鈍い痛みを感じたりするのは…“痛み”の物質が出て「ここに何か異常があるよ〜」と脳に知らせているからです。この時脳では100%「痛いよ〜、どうにかしてよ〜」という情報が伝わっています。
ではここに湿布を貼るとどうなるのでしょうか? 痛いという感覚と一緒に別の経路から「ひんやり冷たくて気持ちいいものが触れているわ〜」とか「ぽかぽかして温かいものが付いているな〜」という情報が脳に入ってきます。そのため脳では100%のうち何%かをその“触れられている”感覚を受けとめるために使うことになります。この“触覚”を伝える神経は“痛覚”を伝える神経よりも早く多くの情報を脳に送るので、“触れられた”感覚を受け取ることに多く割かれてしまい“痛み”の信号が脳に届きにくくなります。それで湿布を貼ると痛みが和らいだり、消えたりするのです。
そう実は湿布は冷感や温感以上に痛い所に貼るということ、つまり“触れている”という感覚が脳に伝わることが大切なのです。皆さんも痛みのあるところをさすったり押さえたりしたら痛みが和らいだ経験があるのではないでしょうか? これも同じ理由です。それに加えてその湿布にインドメタシンとかケトプロフェンなどの薬が入っているならその成分の薬効によって痛みの物質そのものが抑えられさらに痛みが少なくなるでしょう。ケガや突き指で腫れているなら、まずは熱をとるため氷水や氷嚢でしっかり冷やしてください。その後湿布を使うなら痛みも少なく早く治るでしょう。何度も同じことを言いますが貼ることが重要なので温感、冷感気持ちのよい方を使ってOKです。が、貼りっぱなしはかぶれの原因や刺激の慣れで効果が薄くなってしまうので、繰り返し使うときでも少し時間をおいて使ってくださいね。調べてみると湿布って人間の体の機能をうまく利用したよくできたものなのです。こんな身近にある湿布、効用を知って効果的に使ってください。といっても痛みや腫れがきついならまずは専門のお医者さんに診てもらってください。たかが突き指、たかがギックリ腰なんて思って湿布だけだと治りも違和感も取れないことがありますからご注意を…。
ダイエットに湿布って知ってますか? 実は痛みをとるだけじゃなくダイエットにも役に立つらしいです。ホント今はなんでもダイエットですね〜(笑)ってことでこの話はまたの機会に…